Google Search Console(サーチコンソール)で、
確認済みの所有者のステータスを変更できなかったため、
権限を変更できませんでした
と言われてしまい、ユーザーの削除および権限変更ができないことがあります。
社員が退職したり外部との委託契約が終了したりすると、そのユーザーを削除することになりますが、そのユーザーが所有者確認した場合、このように削除しづらくなります。
その解決策について解説します。
解決策
解決策は、割と複雑なので気をつけて以下のフローに従ってください。
なお、この解決策は「自分ではなく他人ユーザーを削除したい」というときに有効ですが、ほぼ同じような方法で他のパターンでも有効です。
1.ウェブマスターセントラルにアクセス
サーチコンソールではなく、このウェブマスターセントラルにアクセスしてください。
2.確認の詳細をクリック
ユーザーを削除したい特定のプロパティ(Webサイト)の右に表示されている「確認の詳細」をクリックしてください。
3.確認済みサイト所有者で確認の詳細をクリック
画面下部に、サイト所有者一覧が表示されているはずです。そこで削除したいユーザーの右側の「確認の詳細」をクリックしてください。
すると、どのような方法でサイト所有者として認証されたかが表示されます。
この情報が必要ですので、メモやコピーしておいてください。
4.タグ等を削除
サイト所有者として確認されたユーザーを削除するには、その確認方法のタグ等を削除する必要があります。
たとえば、メタタグで確認(認証)をおこなった場合には、そのメタタグを削除する必要があります。
Googleアナリティクスで確認をおこなった場合には、Googleアナリティクスからユーザー権限を削除してください。
5.ウェブマスターセントラルに戻り「未確認にする」をクリック
先ほどのページに戻り、削除したいユーザーの右にある「未確認にする」をクリックし、実行してください。
おわりに
所有者を簡単に削除できてしまうと簡単に乗っ取られてしまうというリスクを排除するためだと思いますが、それにしても少し面倒ですね。
もしこの手順がわからない方がいればお問い合わせください。
参考:
所有者、ユーザー、権限の管理 – Search Console ヘルプ (google.com)
所有者、ユーザー、権限の管理 – Search Console ヘルプ (google.com)
この記事の著者
阿部 隼也
Abe Shunya
株式会社プッシュ 代表取締役社長・創業者。東京都出身。横浜市立大学在学中に当社を創業し、SEOなどデジタルマーケティング事業や、ChatGPT入門講座を代表とするプライムアカデミー事業を立ち上げた。技術も好きで、自らコードを書きながらサービスを開発する。
Twitter(X)アカウント