米動画配信大手ネットフリックスがAI(人工知能)の募集のため最大90万ドル(約1億2800万円)の年収を提示し、注目を集めている。ハリウッドでは俳優らが同社などを相手取り、待遇改善やAIの規制を求めてストライキを決行しており、両者の対立が激しくなる恐れもある。
ネットフリックスが募集しているのはAI分野での経験が豊富で高い技術力を持つ人材。同社のウェブサイトによると、年収は30万〜90万ドルで、AI関連の戦略策定やサービスの開発を担う。
AI人材を巡っては、米ウォルト・ディズニーも番組作成のコスト削減や品質改善に向け、最大約37万ドルの年収を提示している。
ハリウッドでは全米映画俳優組合が7月に、全米脚本家組合が5月にストライキを開始。ストライキに参加している俳優の大半は年収3万ドル未満とされる。
同じ業界においてここまで給与が異なると、更なる対立を呼ぶ恐れがあることが懸念される。
この記事の著者
阿部 隼也
Abe Shunya
株式会社プッシュ 代表取締役社長・創業者。東京都出身。横浜市立大学在学中に当社を創業し、SEOなどデジタルマーケティング事業や、ChatGPT入門講座を代表とするプライムアカデミー事業を立ち上げた。技術も好きで、自らコードを書きながらサービスを開発する。
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