プログラミングフォントの中で最も評判が良いのが「PlemolJP」(プレモル ジェイピー)です。
PlemolJPはVSCodeやCursorでも手軽に使えます。
この記事では、そのPlemolJPをWindowsのVSCodeで導入する方法を紹介します。
環境
- Windows 11 Home
- VSCode v1.89
- PlemolJP v1.7.1
PlemolJPをダウンロードする
まず、フォント PlemolJP をダウンロードします。
v1.7.1のダウンロード
(これは記事執筆2024年10月24日時点の最新版のv1.7.1)
その他バージョン
その他のバージョンのリリース一覧はこちら(GitHub Releases)
(betaと付いているものはダウンロードしないように注意。また、全てのバージョンについてバリエーションがありますが、通常版(=NFやHSが付いていないZipファイル)をダウンロードしてください。)
PlemolJPをWindows PCにインストールする
ダウンロードしたZipファイルを開いてください。
PlemolJPの中にも種類がありますので、一応ここで整理。この内容は公式からそのまま引っ張ってきました。
フォント ファミリー | 説明 |
PlemolJP | 文字幅比率「半角1:全角2」の通常版の PlemolJP。主にASCIIコードの英数字記号に IBM Plex Mono の字体を使い、その他の日本語文字や記号類に IBM Plex Sans JP を使っている。 |
PlemolJP Console | IBM Plex Mono の字体を除外せずに全て適用したフォントファミリー。矢印記号などの多くの記号が半角で表示されるため、コンソールでの利用や記号類は可能な限り半角で表示したい人にオススメ。 |
PlemolJP35 | 通常版の PlemolJP の文字幅比率を「半角3:全角5」にしたフォントファミリー。英数字が通常版の PlemolJP よりも大きく表示される。日本語が少ない文書やコードの場合にはこちらの方が読みやすいと感じるかもしれない。 |
PlemolJP35 Console | PlemolJP Console の文字幅比率を 半角3:全角5 にしたフォントファミリー |
今回は普通にスタンダードなものを使いたいので一番上の通常版をインストールします。
フォルダ「PlemolJP」を開いてください。
以下のファイルをインストールしていきます。
- PlemolJP-Bold
- PlemolJP-BoldItalic
- PlemolJP-Italic
- PlemolJP-Regular
- PlemolJP-Text
下記画像のように、それぞれのファイルについて、
- 右クリック
- 「インストール」をクリック
で完了します。
VSCodeのfont familyで設定する
VSCodeの「設定」を開きます。
そこで「font family」と検索してください。
下記画像のようにその検索結果にfont familyを編集できる項目が表示されます。
ここに、画像のように
PlemolJP, monospace
と入力してみてください。反映されるはずです。PlemolJP だけを指定しても良いのですが、何かが理由で読み込めなかったときのために monospace も指定しておきます。
なお、私は下記のように記述しています。特にこだわりは無く、ChatGPT (4o) に言われるがままこうしています。
PlemolJP, 'PlemolJP', Consolas, 'Courier New', 'Lucida Console', monospace
‘PlemolJP’ も指定しているのは、’’を付けないと読み込まれない場合があったという記事を私が見たからです。
おまけ:Windowsのシステムフォントも変更する方法はあるのか?
フォント過激派の方は、Windowsのシステムフォントごと変更したいと考えるかもしれません。
しかしWindows自体にはそのような機能は実はありません。
そこで、そのためのソフトが開発されています。
下記の「MeiryoUIも大っきらい」というソフトを使ってみると案外ラクに設定できます。設定方法も書いてあるので参考にしてみてください。