この記事では、自社独自で開発した社内向けのアドインを組織のメンバーが利用できるように展開する方法を紹介します。
公開されている既存アドインの社内展開についても、ほとんど同じ手順ですので、参考になると思います。
【目次】
独自アドイン社内展開の手順
以下の手順で進めましょう。
- アドインを開発する
- アドインをWebサーバーにリリースする
- 社内の少人数に展開する(Microsoftは徐々に展開することを推奨しています。)
- すべての対象の従業員に展開する
ここでは、開発についての言及はしません。
よって、1, 2については省略します。
前提
- すでにアドインを開発し、サーバーに公開済み
- 公開URLがある
展開方法
- 管理者アカウントでMicrosoft 365管理センターにアクセスします。
- [設定] → [統合アプリ > アドイン (Add-ins) ] ページ に移動します。
- [アドインの展開] をクリックします。
- [カスタム アプリをアップロード] をクリックします。 (独自アドインではなく既にストアに公開されているものを利用する場合には [ストアから選択する] を選択します)
- [アプリをアップロードして展開する] 画面で [マニフェスト ファイルへのリンクを提供] の順に移動し、アドインのマニフェストファイルへのリンク(.xmlで終わるURL)を貼り付けて、[検証] をクリックします。
- 検証が完了したら、[次へ] をクリックします。
- [ユーザーを追加] 画面で、[ユーザーを割り当てる] を選択し、[次へ] をクリックします。
- [アクセス許可の要求の承諾] 画面でアプリのアクセス許可と機能を確認し、[次へ] をクリックします。
- [展開の確認と完了] 画面で、情報を確認して [展開の完了] をクリックします。数分で展開が完了しますので、待ちます。
- [完了] をクリックします。
※ Microsoftによると、新しくアドインを展開した場合、Officeにアドインのアイコンが表示されるまで最大24時間かかる可能性があります。また、表示されない場合にはOfficeの再起動後に表示されることもあるようです。