Materialize CSS本家が更新停止後、コミュニティによって復活。更新を再開!

更新が停止していた Materialize (CSSフレームワーク) が有志のコミュニティメンバーによって、非公式ではありますが、新たなプロジェクトとして始動しました。

更新が停止したMaterialize: https://materializecss.com/

新たなMaterialize: https://materializeweb.com/

旧Materializeは更新停止していた・・・

MaterializeはBootstrapベースでマテリアルデザインを簡単に実現できるという点で人気のCSSフレームワークです。しかし、その更新は数年前に止まってしまっていました。深刻なバグも放置されていたみたいです。

GitHubリポジトリリリース履歴を見ると、2018年の1.0.0版のリリースで更新が止まっていました。

GitHubには「寄付してるんだからちゃんと働いてくれよ!」「みんながコード書いてるんだから反応しろよ!ク○が!」といった批判や罵倒コメントが寄せられていました。

実際、公式運営者はMaterializeをリリースしていないにも関わらず、スポンサー欄だけは更新されていました。お金になるタスクだけはおこなって有志のコントリビュートは無視するということで、コミュニティ運営としては最悪です。

Patreonだけでも毎月20万円ほどは収入としてあるみたいなので、それなら週末の少しの時間だけでも割いてほしいというのが通常の心情でしょう。

有志によるフォークプロジェクトが始動

コントリビュータの有志によって旧 Materializeリポジトリがフォークされ、新たなコミュニティ版Materializeが誕生しました。

最初は旧Materialize(つまり公式)運営がリードしてくれる人を募集します、といって5人以上集まっていたんですが、結局そのメッセージも全て無視して数ヶ月が経過したので、見かねた有志が別でリポジトリを作ってこのプロジェクトが始動しました。

そのため、一応まだ公式は旧Materializeなのですが、メンテナンスされているのはコミュニティ版の新Materializeということです。

新Materializeは高頻度で更新されている!

新MaterializeのGitHubリポジトリリリース履歴を見ると、この記事執筆時(2023/01/15)時点で最新が約3週間前の2022年12月19日になっており、きちんと更新され続けているような感じがします。

旧Materializeのバージョンは1.0.0で止まっていますが、新Materializeは1.2.1が最新ですね。

また、ドキュメントもかなり改善されています。

公式HPにはコミュニティ版のMaterializeについて、このようなメッセージがありました。

 This is a community-managed fork of the official MaterializeCSS library. Since the project’s support has been dropped by the original team, this version is 100% community-powered, meaning that bug fixes or new features are implemented by volunteers but are not official.

https://materializeweb.com/

これはMaterializeのフォークで、コミュニティによって管理されています。プロジェクトのサポートが本家チームによって打ち切られたため、このバージョンは100%コミュニティによって運営されています。つまり、バグ修正や新機能はボランティアによって実装されていても、公式のものではないということです。

一応公式ではないですよ、ということを書いていますね。

とても丁寧なコミュニケーションで好感が持てます。

参考リンク:

新HP: https://materializeweb.com/

GitHub repo: https://github.com/materializecss/materialize

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